フィットネスが浸透し、誰もがジムに通ってトレーニングするのが当たり前になった現在。

僕は以前あるジムでインストラクターとして働いていましたが、その頃と比べてもジムに通う人は増えたと感じています。

しかしそんな中で、若い女性を悩ませているのが『教えたがりおじさん』ではないでしょうか。

彼等はジムに入会して日が浅い若い女性を狙い、「トレーニングのやり方を教えてあげる」という名目で話しかけてきて、仲良くなろうとしてきます。

僕がインストラクターをしていた時代も、この教えたがりおじさんの被害に遭った女性から相談を受けて、対処に追われていました。このおじさんのせいで、ジムを退会してしまった女性も少なくありません。

そこでこの記事では、僕の経験を踏まえて、教えたがりおじさんへの対処法を4つ解説していきます。

無愛想に接する

教えたがりおじさんは、若い女性を見かけると隙あらば話しかけてこようとします。

休憩中はもちろん、器具の順番待ちや、ヤバいタイプはトレーニング中でさえ話しかけてくることも。

これに対しての最善策は、とにかく不愛想に接することです。

無視をしても反応があるまで諦めませんし、最悪の場合逆恨みされて余計に面倒な事態に発展する可能性もあります。

そのため、たとえ何を話しかけられても「大丈夫です」とか「1人で出来ますので」と、端的かつハッキリと返すのみに留めましょう。

教えたがりおじさんも、何度チャレンジしてもそんな反応しかないと、「こいつは無理だ」と別のターゲットを見つけるために離れます。

真面目で優しい方にとっては最初は難しい対処の仕方かもしれませんが、1度でも丁寧に接すると調子に乗るのが教えたがりおじさんなので、心を鬼にして接してください。

イヤホンを付けてトレーニングする

ジムを利用する人の中には、イヤホンで音楽などを聴きながら、自分の世界に入りきってトレーニングする人も少なくありません。

これは教えたがりおじさんへの対処にも有効で、話しかけられてもイヤホンをしているという理由で聞こえないフリをすることが可能となります。

実際に音楽などを流すかは別として、ただイヤホンを付けるだけで教えたがりおじさんに絡まれるリスクを減らせると考えると、お手軽な手段ではないかと思います。

しっかりと両耳に付けて、「私は自分の世界に入り込んでトレーニングしていますよ」と、対外的なアピールをするのが大切なポイントです。

トレーナーに相談する

ジム側としても、こうした教えたがりおじさんには、とても悩まされています。

冒頭でお話した通り、彼等のせいで退会してしまう女性は多く、ジムの治安を悪くする害悪だからです。

しかし被害者である女性から相談がないと、なかなか積極的に動けないのが実情。

だからこそ、もし教えたがりおじさんのターゲットにされている場合は、迷わずトレーナーに相談してほしいです。

良いジムであれば、それを受けて店長をはじめとした全スタッフが、教えたがりおじさんから守ってくれるようになります。

もしそうした気遣いをしてくれないジムならば、さっさと辞めることをおすすめします。

オンラインパーソナルジムに変える

僕がインストラクターをしていた時代にはありませんでしたが、今やオンラインでトレーナーからトレーニングを教わることが出来るようになりました。

これなら教えたがりおじさんはいませんし、自宅でトレーニング出来るので移動時間もゼロです。

さらにパーソナルなので、トレーナーとマンツーマンで集中して取り組めます。

予約制でトレーニング開始時間も決まっているので、サボり癖のある人にもピッタリですね、

パーソナルという関係上、料金こそ割高ですが、それだけの価値は十分あります。

女性専用ジムに変える

教えたがりおじさんに遭遇したくないけれど、オンラインに抵抗がある…という人は、女性専用ジムに通うと良いでしょう。

文字通り女性しかいないので男性の目を気にする必要がなく、トレーニングも女性目線のものでやってくれます。

また、女性専用というだけあって、備品も女性に嬉しいものを取り揃えています。

女性だけのジムなので、トレーニングをがむしゃらにやっても、誰も気にしません。

教えたがりおじさんはいなくならない

残念なことに、教えたがりおじさんは今後もいなくなることはありません。  

僕がインストラクターをやる前からいましたし、辞めてから随分経った今でも変わっていないのが現状です。

だからこそ、理不尽ではありますが自衛策を練って、彼等をシャットダウンする必要があります。

集中してトレーニングに取り組み、理想の自分になるために、彼等からの邪魔を許さないようにしましょう。