男のくせに情けないよ!

これは僕が昔、ある女性から言われた言葉です。

男だからとか、女だからとか、そんなもの古い考えであることは間違いありません。

しかし一方で、そうした観念を持つ人も未だに少なくないのは事実。

何より男という生き物は、無意識に心のどこかで『強い存在でいたい』と思っています。

では、そう在るために何をすれば強くなれるのか、いまいちピンと来ない男性もいるのではないでしょうか。

この記事では、プロボクサーでもある僕が、強くなりたい男性がやるべきことを解説します。

自分にとっての『男の強さ』とは何を指すのか?

最初に考えてほしいのは、あなたが思い描いている『男の強さ』が、具体的にどんなものを指しているかということです。

喧嘩が強い・忍耐力がある・仕事がデキる…など、どれも強いという点では間違っていません。

何を以て男として強いと認識しているかは、人によって様々です。

ここをしっかり認識しておかないと、自分がそうなるために必要なことも分からないので、まずはじっくり考えてみましょう。

強くなってどうしたいのか?

自分にとっての『男の強さ』が何かを認識できたら、次に考えるべきは『強くなってどうしたいか』です。

例えば喧嘩が強くなりたいという場合、強くなって殴り飛ばしたい相手がいる…というのであれば、その考えは一旦立ち止まる必要があります。

単なる自己満足とか、誰かの役に立つことなら問題ありませんが、周囲に危害を加えることだと、それは回り回って必ず自分に返ってくるのでやめるべきです。

また、ここを明確にしておくと、途中で辛いことがあっても諦めずに取り組むモチベーションとなります。

『自分にとっての男の強さ→目標』なら、『強くなってどうしたいのか→目的』で、どちらも欠かせません。

男として強くなりたいならやるべきこと

目標と目的がハッキリできたら、あとはそこに向けてやるべきことをやるだけです。

ここでは以下の4つを解説していますが、自分の目標・目的に応じたものを行いましょう。

・筋トレ
・格闘技
・起業
・資格取得

筋トレ

男として身体的に強くなりたいのであれば、筋トレは誰もが最初に思いつくことかもしれません。

ただし1つ注意しておきたいのは、いきなり独学で闇雲にやろうとはしないこと。

筋トレはただダンベルなどを使えばいいわけではなく、腕立て伏せをひたすらやればいいわけでもありません。

筋肉を太くして身体を大きくしたい場合、筋力を上げたい場合など、求めることによって必要な筋トレのメニューや方法が大きく異なります。

我流でやると思わぬ大ケガをするリスクもあるため、可能であればプロのトレーナーの指導を受けながら行うべきです。

最近すっかりメジャーになった24時間制ジムは、料金こそ格安なものの、トレーナーによる指導はありません

お金はある程度かかっても、パーソナルトレーニングを申し込む方が、良い結果が得られるでしょう。

格闘技

『男らしさ』として未だに挙がる、腕っぷしの強さ。

これを強くしたいとなると、やはり現実的なのは格闘技を習うことです。

僕自身、プロボクサーとなったことで、自分への自信の1つとなりました。

しかし、格闘技とひとくちに言っても、その種類は実に様々です。

僕のやっているボクシングの他にも、レスリングや空手など数えればキリがありません。

その中から自分に合うものが何かを探し、それを継続できるかが問題です。

格闘技について詳しくはこちらの記事で解説していますので、良ければ合わせて読んでみてください。

起業

男として、起業するのは憧れという人も多いのではないでしょうか。

会社に雇われて汗水垂らして働くのとは違い、何から何まで自分で管理して成功するために努力するのは、「カッコいい」の一言です。

もちろん事業をするわけなので、単なる憧れや見栄でやれるほど甘くはありません。

しかし、もしこれで成功を収めることができれば、これ以上ない自信にも繋がるでしょう。

起業するためには、事業構想から立ち上げ準備まで、やるべきことはたくさんあります。

知識ゼロで始めてもまず上手くいかないので、学びながら進めていくことをおすすめします。

資格取得

肩書きは人間にとって威厳の1つです。

例えばただのおじさんでも『大学教授』という肩書きがあると凄い人と認識されますし、一見普通の若者でも『社長』の肩書きがあると周囲からの信頼度が別物になります。

このように、肩書きがあるだけで、その人へのイメージは大きく変わるのです。

資格はそんな肩書きの1つになり得るものであり、知名度のあるものであれば、持っているだけで大きな武器となります。

男としての強さに社会的な地位を求めている人にとっては、最も現実的な方法が資格取得ではないでしょうか。

本当に強い男は『自慢』も『マウンティング』もしない

男としての強さを求める人に注意してほしいのは、もしその強さを得ても決して誇示しないことです。

男性は力を持つと、ついそれを自慢したり、マウントを取る言動や行動をしがちです。

しかしそんなことをしても、尊敬されるどころか嫌われて避けられるのがオチ。

人間は他人の自慢を極端に嫌う生き物です。

何より本当に強い男は、自分の強さを周囲に見せびらかしたりしません。

これだけは絶対に忘れず、男として強くなるために、地道に努力してもらえればと思います。